α7RⅡ+SIGMA MC-11 最新ファームでの動作チェック。（2017.9現在）

今回は、α7RⅡにマウントコンバーターSIGMA MC-11の組み合わせで、キャノン純正Lレンズと、SIGMA Artレンズでの動作を一通り試してみましたので結果報告です！ 普段は、EOS 5DmkⅣをメインに撮影していますので、比較対象とさせていただきます。 カメラ本体、コンバーター、レンズは、最新のファームウェアにアップデートするのを忘れずに(^^)/ これは凄く重要です、SONY、SIGMA共にファーム更新によって性能アップをしていますので定期的なチェックをしましょう！ SIGMAマウントコンバーターは特に、初期ファームの完成度が低く、動作が安定していません。 ですので、レビュー記事も悪評がそれなりにありますが、今現在の最新ファームでは改善点も多いので、使用感は大分良くなっています。

α7RⅡ+MC-11+キャノン純正Lレンズ まずは、AF精度とAF速度。 大事なポイントは、α7RⅡのAF設定でした。 位相差AFを選択します、コントラストAFは使い物になりません。 AFエリアの設定はどれを選んでも大丈夫ですが、AFポイントはセンターほど精度が高くAF速度も速いです。 これが一番大きな点です、AFポイントを端までもっていくとAFが相当迷ってしまいストレスです。 センター付近の撮影では安定して実用可能、しかし5Dmk4と比較すると2テンポ遅い(;'∀') AFが前、後ろと移動してからピントが合う！という感じです、これは仕様するレンズ、撮影時の明るさによっても差があります。 70-200 f2.8LⅡでは、望遠になるほどAF速度が遅く、最悪AF出来ない事もありました。 これは、α７系では望遠レンズによるAFがSONY純正レンズでも遅いとの噂を聞いていますので、その関係もあるかもしれません。 そして、キャノン手ぶれ補正付きレンズを使用すると、α7RⅡのボディ内手ぶれ補正が、非対応レンズと表示されてボディ内手ぶれ補正は使用出来ません。 そして、一番の課題は、条件が不明なのですがAFが効かない状態に陥る事です。 これが発生すると数秒から、十数秒の間、カメラをあちこちに向けてAF出来るポイントを無作為に探す事になります(;´･ω･) これで一度AFが効くと、また普通にAFが効くようになります。全く意味が分からない（笑） この現象は、キャノンレンズ、SIGMAレンズ共通で発生するように思います。 α7RⅡ+MC-11+SIGMA Artレンズ キャノンレンズと比較すると、AF速度がワンテンポ速いように感じます。5Dmk4と比較すると、これまた2テンポ遅いのは変わりませんが(;'∀') AF精度も問題なし。こちらも、キャノンレンズより精度が高いように感じます。AFポイントを、手前、奥と、何度も移動させても、しっかりとAFします。 レンズ内手ぶれ補正についても、α7RⅡのボディ内手ぶれ補正と合わせて動作します。さすがSIGMA合わせ(^^♪ MC-11を使用してのスマホアプリ操作、動画撮影 α7RⅡなどαシリーズはスマホアプリを使用してのタッチAFが可能となっていますが、なんと、、、出来ません(;'∀') これは予想外過ぎた、、、たまに使うんですよセルフィとか、動画撮影では必須！！ 私は、α7RⅡを動画撮影のメインカメラとして使用したかったのでこれでは意味がない(´;ω;｀) SONY純正レンズ、もの凄く高いんですよ、一本20万以上ですよ、買えません(笑)

そして、動画撮影時のMC-11ですがAFは一応動きます。対応をうたっていないので、動きもしないのかと思っていましたが、ジーコジーコ動いてピントは行ったり来たりしながらピントが合います（笑） 動画機としての評価は次回にて(^^)/ 総評

いずれの組み合わせでもAFは可能でしたが、MC-11を使用してメインカメラをα7RⅡにするのは危険です(;'∀') AF速度と、不安定さが残りますので、一瞬を狙った撮影は無理。AF開始、ピントが合うまで平均1秒かかると思って下さい(;'∀') 動いている被写体へのAFはかなり不安が残ります。 ですが、AFさえしてくれればその精度は5Fmk4を凌駕します、物撮り、モデル撮影など、動きの少ない被写体では全てのミラーカメラを超えるAF精度を発揮しますので、ミラーレス一眼の像面位相差AFはほんと素晴らしい( *´艸｀) いち早くキャノンのボディ内手ぶれ補正付きのフルサイズミラーレスの発売を期待しまーす( ^ω^ )